兼仲の伝説②

飛地蔵堂 飛地蔵堂

 大山さんの遍路道に入るとすぐ飛地蔵堂という小さなお堂があります。七条兼仲が二十歳前の若い頃、二倍の力を授かるよう毎夜丑の刻に大山寺へ詣でて祈願した。結願の夜、大山寺へ上っていく途中、山麓の細い道の真ん中に大きな牛のような怪物が横たわって道を通れない。よけようとすると怪物は首を振り立てて通らせまいとする。怒った兼仲は太刀を抜き一刀のもとに怪物の首を落とし、その後何もなかったかのように悠々と大山寺に詣で結願を果たした。ところが牛のように見えたのは実は道端のお地蔵さんであった。お地蔵さんが兼仲にどのくらいの力が付いたか試されたのであった。お地蔵さんの首は斜めに見事に切られていたそうで、この噂はたちまち広がり兼仲の大力は国内の評判になったそうです。(板野の伝説より)

 

飛地蔵飛地蔵

兼仲の伝説②」への4件のフィードバック

  1. こんばんは。
    遍路道を通る時、何時も横目にお地蔵堂を通過
    してましたが、七条兼仲の並々ならぬ努力の
    お堂だったんですね。
    ひ弱いmokoは今度通過する際、兼仲さんに肖るよう
    手を合わせたいと思います。

    • mokoさん、こんばんは。
      度々大山さんに詣でているところは共通してるので、
      そのうちmokoさんも力が強くなるかも知れませんね。
      兼仲さんの伝説は他にもあります。

  2. 阿波の伝説は本当にたくさんありますね。今日はこちらは大雪で片川線も凍結です!一日に2時間以上も歩いているなんてすごいですね。私は先週昼休みに30分程2日間歩いただけです。その後天気が悪く歩く気にもなれず事務所でゴロゴロ・・・・・裏庭の福寿草の蕾が出始めました。 

    • 大雪でしたね。今も大山や大麻山も半分から上は白くなっています。
      昨日はお昼頃から大麻山に登りましたが里山とは思えないほど綺麗でした。
      山の楽しみ方もいろいろです。伝説も含め歴史的なこと、また地域の人々がどのように山に関わってきたのかを考えながら歩くのも面白いかも知れません。
      そろそろ春の花の情報がちらほら。カメラの手入れをしないといけません。今日は天気がいいので裏の土手に行ってホトケノザやオオイヌノフグリでも見てきます。

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