兼仲の伝説②

飛地蔵堂 飛地蔵堂

 大山さんの遍路道に入るとすぐ飛地蔵堂という小さなお堂があります。七条兼仲が二十歳前の若い頃、二倍の力を授かるよう毎夜丑の刻に大山寺へ詣でて祈願した。結願の夜、大山寺へ上っていく途中、山麓の細い道の真ん中に大きな牛のような怪物が横たわって道を通れない。よけようとすると怪物は首を振り立てて通らせまいとする。怒った兼仲は太刀を抜き一刀のもとに怪物の首を落とし、その後何もなかったかのように悠々と大山寺に詣で結願を果たした。ところが牛のように見えたのは実は道端のお地蔵さんであった。お地蔵さんが兼仲にどのくらいの力が付いたか試されたのであった。お地蔵さんの首は斜めに見事に切られていたそうで、この噂はたちまち広がり兼仲の大力は国内の評判になったそうです。(板野の伝説より)

 

飛地蔵飛地蔵

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大山山頂

 久しぶりに大山山頂へ行くと様子が変わっていました。電源開発無線中継所のディッシュアンテナ前面の樹木が伐採されて明るくなっています。

伐採

整備観音道のメンテ、気になるところをコツコツとやってます。

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 山の中を歩いているといろんなものに遭遇します。近くに何も看板が出てなかったので不法な罠でしょう。ワイヤにも少し錆が出てたので撤去し忘れたののかもしれません。かなり大きなシシで70キロくらいはあったと思います。(既に絶命)かなり暴れた跡があります。生きて走っているシシは数知れず見てますが、死んでいるのに出くわしたのはこの冬3頭目。

シシ3

シシ2

この罠は犬がかかってしまうことがよくあり里山に仕掛けるのは問題があるかもしれない。

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一本松道のお地蔵さん

鳥瞰図鳥瞰図トレース概念図断面図0213断面図取りつき取りつき籔取りつくとすぐ深いシダ、このルートは荒れ放題!

今回の目的は昨年起こした一本松道のお地蔵さんのチェックです。地蔵1地蔵2

 案の定、酷い状態でした。台座から4mほど転げ落ちています。前回は何も道具を持っていなかったので倒れたお地蔵さんを起こすだけでしたが。今日は不安定な台座を固定し、その上にお地蔵さんを乗せます。道標を兼ねたこのお地蔵さん(天保12年/1841)の重量はかなりのもので60キロはありそうです。兼仲さんになったつもりで頑張ります!

工事1

 そこの人じっと見てないで手伝ってよ!(この格好に爆笑)

工事2

 

afterWell-done! お供えをして作業終了、のんびり峠へ向かいます。大師水大師水」 こちらも崩れかけています。

 指定は受けてないと思いますが、上板町の重要な史跡の一つです。お隣の板野のように町が力を入れて整備をしてくれるといいのですが...、観音道の方に力が入っているのかな?町が整備した?という話は聞いたことがない!

お不動さん峠手前のお不動さん(嘉永2年/1849)一本松越一本松越、立派なお地蔵さん(天保10年/1839) とても癒されます。

鉢伏方向へすこし縦走し、適当なところを黒谷に向けて降りました。スズタケ勢いのあるスズタケ、県境稜線の踏跡はしっかりしてます。

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県境をうろうろ

花が咲きはじめるまで、もう少し山歩きを楽しもうと思います。鳥瞰図鳥瞰図/K3Dトレース概念図断面図断面図/K3D山神社山神社木馬道しっかりした木馬道は残っているがシダが深い道標道標、見る度に倒れているので起こしているが今回は大丈夫でした。大山越大山越の一つ南のコルから巻きながら峠道に降りてみる。川股ダム川股ダム炭焼窯炭焼窯跡 谷筋にはたくさんあります。峠道谷の少し上に残っている道

この周辺の峠道、一本松越・大山越・泉谷越は谷筋の少し上を巻くように付けられていてよく似ています。

黒谷堰堤黒谷の堰堤から鉢伏山方向

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