大麻山から西へ

 M女史より山歩きのトレースが届きました。距離や累積標高も凄いですが、この縦走はかなりのスキルが要求される難コース、じっくり検証してみると女史のこだわりが見えます。大麻山頂上からは分水嶺に沿って直接卯辰方向へ下り、千石・万石の分岐から大坂越までは板野町と鳴門市の境界稜線を外すことなく忠実に歩いています。特に大坂にのびる尾根はルーファイが難しく、その上猛烈なシダの籔があります。大坂峠展望台から大山は県境縦走。大山頂上からは観音道に飽きたのか?それとも一気に鵜峠まで行こうとしたのか?和蓮芽明神(和泉寺の奥ノ院)をお詣りしてそのまま西へ進み、泉谷越のコルから昔の峠道(籔)を県道第1ヘアピンに向けて降りています。玄人好みする?歩きです。稜線にはかなり雪も残っていて歩きにくかったようです。なんと言っても今回特記すべきは「単独行」だったというところです。流石「籔山の○○」!

大麻アーチダム鳥瞰図0224map概念図断面図0224コース断面図

兼仲の伝説②

飛地蔵堂 飛地蔵堂

 大山さんの遍路道に入るとすぐ飛地蔵堂という小さなお堂があります。七条兼仲が二十歳前の若い頃、二倍の力を授かるよう毎夜丑の刻に大山寺へ詣でて祈願した。結願の夜、大山寺へ上っていく途中、山麓の細い道の真ん中に大きな牛のような怪物が横たわって道を通れない。よけようとすると怪物は首を振り立てて通らせまいとする。怒った兼仲は太刀を抜き一刀のもとに怪物の首を落とし、その後何もなかったかのように悠々と大山寺に詣で結願を果たした。ところが牛のように見えたのは実は道端のお地蔵さんであった。お地蔵さんが兼仲にどのくらいの力が付いたか試されたのであった。お地蔵さんの首は斜めに見事に切られていたそうで、この噂はたちまち広がり兼仲の大力は国内の評判になったそうです。(板野の伝説より)

 

飛地蔵飛地蔵

大山山頂

 久しぶりに大山山頂へ行くと様子が変わっていました。電源開発無線中継所のディッシュアンテナ前面の樹木が伐採されて明るくなっています。

伐採

整備観音道のメンテ、気になるところをコツコツとやってます。

 山の中を歩いているといろんなものに遭遇します。近くに何も看板が出てなかったので不法な罠でしょう。ワイヤにも少し錆が出てたので撤去し忘れたののかもしれません。かなり大きなシシで70キロくらいはあったと思います。(既に絶命)かなり暴れた跡があります。生きて走っているシシは数知れず見てますが、死んでいるのに出くわしたのはこの冬3頭目。

シシ3

シシ2

この罠は犬がかかってしまうことがよくあり里山に仕掛けるのは問題があるかもしれない。

一本松道のお地蔵さん

鳥瞰図鳥瞰図トレース概念図断面図0213断面図取りつき取りつき籔取りつくとすぐ深いシダ、このルートは荒れ放題!

今回の目的は昨年起こした一本松道のお地蔵さんのチェックです。地蔵1地蔵2

 案の定、酷い状態でした。台座から4mほど転げ落ちています。前回は何も道具を持っていなかったので倒れたお地蔵さんを起こすだけでしたが。今日は不安定な台座を固定し、その上にお地蔵さんを乗せます。道標を兼ねたこのお地蔵さん(天保12年/1841)の重量はかなりのもので60キロはありそうです。兼仲さんになったつもりで頑張ります!

工事1

 そこの人じっと見てないで手伝ってよ!(この格好に爆笑)

工事2

 

afterWell-done! お供えをして作業終了、のんびり峠へ向かいます。大師水大師水」 こちらも崩れかけています。

 指定は受けてないと思いますが、上板町の重要な史跡の一つです。お隣の板野のように町が力を入れて整備をしてくれるといいのですが...、観音道の方に力が入っているのかな?町が整備した?という話は聞いたことがない!

お不動さん峠手前のお不動さん(嘉永2年/1849)一本松越一本松越、立派なお地蔵さん(天保10年/1839) とても癒されます。

鉢伏方向へすこし縦走し、適当なところを黒谷に向けて降りました。スズタケ勢いのあるスズタケ、県境稜線の踏跡はしっかりしてます。