月別アーカイブ: 2013年2月
兼仲の伝説②
大山さんの遍路道に入るとすぐ飛地蔵堂という小さなお堂があります。七条兼仲が二十歳前の若い頃、二倍の力を授かるよう毎夜丑の刻に大山寺へ詣でて祈願した。結願の夜、大山寺へ上っていく途中、山麓の細い道の真ん中に大きな牛のような怪物が横たわって道を通れない。よけようとすると怪物は首を振り立てて通らせまいとする。怒った兼仲は太刀を抜き一刀のもとに怪物の首を落とし、その後何もなかったかのように悠々と大山寺に詣で結願を果たした。ところが牛のように見えたのは実は道端のお地蔵さんであった。お地蔵さんが兼仲にどのくらいの力が付いたか試されたのであった。お地蔵さんの首は斜めに見事に切られていたそうで、この噂はたちまち広がり兼仲の大力は国内の評判になったそうです。(板野の伝説より)
大山山頂
罠
一本松道のお地蔵さん
鳥瞰図
概念図
断面図
取りつき
取りつくとすぐ深いシダ、このルートは荒れ放題!
今回の目的は昨年起こした一本松道のお地蔵さんのチェックです。
案の定、酷い状態でした。台座から4mほど転げ落ちています。前回は何も道具を持っていなかったので倒れたお地蔵さんを起こすだけでしたが。今日は不安定な台座を固定し、その上にお地蔵さんを乗せます。道標を兼ねたこのお地蔵さん(天保12年/1841)の重量はかなりのもので60キロはありそうです。兼仲さんになったつもりで頑張ります!
そこの人じっと見てないで手伝ってよ!(この格好に爆笑)
Well-done! お供えをして作業終了、のんびり峠へ向かいます。
「大師水」 こちらも崩れかけています。
指定は受けてないと思いますが、上板町の重要な史跡の一つです。お隣の板野のように町が力を入れて整備をしてくれるといいのですが...、観音道の方に力が入っているのかな?町が整備した?という話は聞いたことがない!
県境をうろうろ
裏山散歩
北灘散策
これまで北灘の折野川より東の山(板ヶ谷・日の丸山・内谷山・天円山周辺)はよく歩いたものの、大須や三津の南側の山は興味がなくほとんど歩いたことがありませんでした。大麻山の77番鉄塔や卯辰コースから北西方向を眺めるとその理由がお分かりいただけると思います。食わず嫌いなのかもしれないので少し歩いてみることにします。ベタノ谷入口の鉄塔路からとりつきました。
今はこんなになってますが、昔はここに折野・三津に至る峠道がありました。40数年前、中学生の頃、折野にいる祖父母の所へ行くため独りで自転車を押してこの峠を越したことがあります。半分崩れた道、谷筋には龍でも出てきそうな不気味な池がある寂しいところでした。怖くて半泣きだったのを覚えています。今は好んで寂しいところへ行っていますが...笑 関連ページ/大須~大坂峠 2012/02/14
概念図 反時計回りで周回
断面図
三等三角点 三ツ山 350.1m
少しの間稜線を散策し適当な谷を大須方向へ降りる、途中不気味なケルンが所々にある。
大須、下降点にある祠
大須からの眺め 右のピークが三角点(三ッ山)
海・11号線方向
尾根のシダ漕ぎを嫌い谷を詰めるが砂岩の大岩でガラガラ。